職務経歴書の書き方

職務経歴書は、経歴の記録ではなく、応募先のポジションに対する提案書です。冒頭200文字の要約、実績の数値化、そして応募先ごとの調整。この3点で通過率は大きく変わります。

読まれる時間は短い

採用担当者が1通の書類にかける時間は、初回のスクリーニングでは数分程度といわれます。その短い時間で判断されるため、重要な情報が後半に置かれていると読まれないまま終わります。

したがって、冒頭に要約を置く構成が有効です。

基本の構成

一般的な構成は次のとおりです。A4で2枚程度に収めるのが目安です。

  1. 職務要約:200文字程度。これまでの経験と、強みを1段落で。
  2. 活かせる経験・スキル:箇条書きで5項目程度。
  3. 職務経歴:新しい順に記載。会社ごとに、事業内容・従業員数・担当業務・実績。
  4. 保有資格・語学:資格名、取得年月。
  5. 自己PR:応募先のポジションに接続する形で。

学歴は履歴書に記載するため、職務経歴書では省略するか、末尾に簡潔に記載します。

実績は数字で書く

「営業として顧客対応を担当」では、成果の大きさが伝わりません。担当した規模、達成した数値、その結果を書きます。

数値が出しにくい職種でも、規模や頻度は書けます。「月次でレポートを作成し、10名のチームに共有」「3名のメンバーの育成を担当」といった記述です。

  • 悪い例:法人向けの営業を担当していました。
  • 良い例:SaaS製品の新規開拓営業として、従業員100〜500名規模の企業を担当。年間目標4,800万円に対し達成率118%(2024年度)。チーム12名中2位。

日本語力と在留資格の書き方

日本語力は、試験の級と業務での使用場面をあわせて記載します。採用側が知りたいのは、入社後にどの業務を任せられるかだからです。

在留資格は、種類と在留期間の満了日を明記します。転職にあたって手続きが必要かどうかも書き添えておくと、採用担当者が判断しやすくなります。

  • 記載例(語学):日本語 — ビジネスレベル(JLPT N1・2021年取得)。社内会議での議事進行、顧客への提案書作成、電話対応の経験あり。
  • 記載例(在留資格):技術・人文知識・国際業務(2027年6月まで)。同職種への転職のため、在留資格の変更は不要の見込み。

外国籍で転職活動するとき、企業が実際に見ているポイント|企業側の確認事項については、別の記事で整理しています。

応募先ごとに調整する

1通の職務経歴書をすべての応募先に送る方法は、効率的に見えて、通過率を下げます。応募先ごとに求められる経験は異なるためです。

職務経歴そのものは変わりませんが、冒頭の職務要約と「活かせる経験・スキル」の並び順は、応募先に合わせて調整できます。求人票に書かれた必須要件の順に並べ替えるだけでも、読み手の印象は変わります。

書式について

形式に厳密な決まりはありませんが、日本の中途採用市場ではA4縦・横書きが一般的です。提出はPDFが無難です。ファイル名には氏名と日付を入れておきます。

写真は履歴書に貼付するもので、職務経歴書には不要です。

在留資格の確認も含めて、ご相談いただけます

選考中の段階で、応募先の職務内容が在留資格の範囲に収まるかを確認してお伝えしています。ご相談は無料です。

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ご注意 本記事は、制度の一般的な枠組みと手続きの流れをご説明するものです。掲載内容は公開時点の情報に基づいており、制度の運用は変更されることがあります。実際の審査は個々の事情に応じて判断されるため、本記事の内容が個別の事案における結果を保証するものではありません。個別の事案については、出入国在留管理庁または行政書士へご相談ください。
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