エージェント側の仕組みを理解する
多くの転職エージェントでは、登録者の情報をデータベースに登録し、求人ごとに条件で検索して候補者を抽出しています。担当のキャリアアドバイザーは、複数の登録者を同時に担当しています。
つまり、紹介が来るかどうかは、データベース上の情報がどれだけ検索に引っかかるか、そして担当者の優先順位のなかでどこに位置づけられるかに左右されます。
起きやすい4つの要因
紹介が少ない場合、次のいずれかが起きていることがあります。
- 登録情報が薄い:職務経歴の記載が短いと、検索条件に合致しません。キーワードとして拾われる情報が不足している状態です。
- 希望条件が狭すぎる、または広すぎる:条件が狭いと該当件数が減ります。逆に広すぎると、担当者が何を紹介すべきか判断できません。
- 担当者の優先順位:転職の緊急度が低いと見られると、対応の優先度が下がることがあります。
- セグメントの設定:登録時の属性によって、紹介対象となる求人の範囲があらかじめ絞られていることがあります。
4番目は、登録者からは見えにくい要因です。紹介される求人の傾向に偏りを感じる場合、この可能性を検討する価値があります。
まず職務経歴の記載を厚くする
もっとも効果が出やすいのは、登録している職務経歴の情報量を増やすことです。使用したツール、担当した業界、取引先の規模、実績の数値。これらはすべて検索のキーワードになり得ます。
「営業」とだけ書かれた状態と、「SaaS・法人営業・従業員100〜500名規模・Salesforce使用・新規開拓」と書かれた状態では、検索で抽出される機会が大きく変わります。
職務経歴書の書き方|書き方は、職務経歴書の記事で解説しています。
担当者に希望を具体的に伝える
「年収を上げたい」だけでは、担当者は求人を絞り込めません。職種、業界、年収の下限、勤務地、働き方の希望。このうち譲れないものと、調整可能なものを分けて伝えると、紹介の精度が上がります。
また、紹介された求人が希望と違った場合は、その理由を具体的に返すことが有効です。「業界が違う」「マネジメント業務の比重が高すぎる」といった返し方をすると、次回以降の紹介に反映されます。
複数の手段を並行する
エージェント経由の紹介だけが転職の手段ではありません。企業の採用ページからの直接応募、転職サイトでの検索、スカウトサービスの利用。これらを並行することで、母集団が広がります。
エージェントは、非公開求人へのアクセスや、条件交渉の代行といった点に強みがあります。使い分けることが現実的です。
当社の場合
当社は、取り扱う職種をオフィスワーク職に絞っています。そのうえで、求人の選定は職務経歴とご希望条件から行います。登録時の属性によって、紹介対象となる求人をあらかじめ絞ることはしていません。
その代わり、ご支援できる範囲が限られています。対象外に該当する場合は、お申し込みの時点でお伝えしています。